asahi.comに出ていました。→リンク

抜粋~~

江戸時代のわらべ歌を集めた童謡歌集「古今(こ・きん)童謡」に収録されている歌が新たなメロディーで息を吹き返した。鳥取大学地域学部付属芸術文化センター教授の新倉健さん(59)が作曲した。
古今童謡は現存する日本最古の童謡歌集で県立博物館が所蔵する。

新倉さんは新聞記事で古今童謡を知り、大嶋さんに写本のコピーをもらった。「いつか合唱曲にしたい」。そう思っていたら、リトルフェニッ クス代表の池田明弘さん(75)から「古今童謡に曲を付けて欲しい」と依頼が舞い込んだ。「偶然にしては出来すぎ」と新倉さんは二つ返事で引き受けた。

他のわらべ歌を聴いて曲調を参考にし、現代音楽の要素も取り入れた。時には古今童謡の挿絵と、新倉さんのメロディーを歌って遊ぶ子どもの情景を重ねながら五線譜と向き合った。5月に「おじゃれ子どもたち」「雪やこんこ」など6曲が完成した。

演奏会では6~17歳の30人が合唱し、歌とともに当時の遊び方も再現する。池田さんは「新しい曲なのにずっと歌い継がれてきたような印 象を受けた。子どもらに難しいところもあるが、やりがいがあるとみんな喜んでいる」と話している。

■おじゃれ(集まれ)子どもたち

おじゃれ子ともたち、花をりにまいろ

花はどこ花、地蔵のまへの桜花桜花

一枝折ははつと散る、二枝折れははつと散る

三枝の坂から日か暮れて

あんなのかうやに宿かろか

こんなのかうやに宿かろか

むしろハはしかし、夜はながし

暁起て空見れは、ちんごのやうなけいせいか

こかねのさかつき手にすへて

こかねのぼくりをはきつめて

こかねのぼくとうつきつめて

一はいまいれ上ごどの、二はいまいれ上戸殿

三ばいめの肴にハ、肴かなうてまいらぬか

われらかてうのさかなには

ひめうりこうりあこだうり

あこだにまいたかうの物

又在郷にては、前は同

おれらかてうのさかなにハ

さるを焼てしぼつて